「ラウンジ」付きマンション:隣人とのふれあいを再発見する旅

情報技術の進歩とともに、「掲示板」が驚異的に拡大してきたのは否定できない事実ではないでしょうか。あの2ちゃんねるをはじめとする場所で、ガチな疑問が投げかけられ解答が得られるウェブサイトも増加しています。単純にキーワードを検索するだけで、ただの用語集以上の情報が手に入るような質問と回答が交差するフリーのQ&Aサイトも出てきました。

あるウェブサイトでは、こんなに興味深い疑問が寄せられていました。

「マンションのロビーラウンジで友達を招いて飲食している人がいるんですが…」

管理会社に連絡すれば解決できる疑問を、インターネットに投稿する必要なんてないと思ったあなた。ちょっと待って、ここは構えずに「それは適切ではないでしょうね」と回答すればいいのです。

ラウンジで友人とのミーティングを楽しむのは、そこが唯一の共有スペースであるからかもしれませんね。ならば、最上階に夜景を楽しめるような豪華なバーラウンジを設置した高級賃貸物件を選ぶのも一案です。それに、そのようなマンションで友人を迎える行為こそが、ウェブ上の質疑応答フォーラムを生み出しているのかもしれません。

現代は「近所付き合いが薄くなる時代」とよく言われます。あなたが通常のマンションやアパートに住んでいるとして、同じ建物に住む人々の顔をどれだけ覚えているでしょうか?隣に誰が住んでいるのかさえ知らないかもしれません。

人々が互いに関わりを持たないことで、疑念と恐怖が増し、ますます人々はデジタル社会へと追いやられています。そのような時代において、自宅で友人を招くのは、大切なコミュニケーションの一環です。同じくらい重要なのは、マンションの隣人と触れ合うことです。それを歌っているのが中村雅俊の名曲「ふれあい」です。

「なぐさめも涙もいらないさ。ぬくもりがほしいだけ。何気ない心のふれあいが幸せを連れてくる。ひとはみな一人では生きてゆけないものだから」

豪華な賃貸マンションのラウンジを活用しましょう。そこはただの椅子とテーブルが並ぶだけの空間ではありません。広々とした心地良い部屋には、ゆったりと座れるソファ、落ち着いた壁紙と照明、そして外の夜景を眺めながらバーカウンターで作ったドリンクを近隣住人と楽しむ。素晴らしい人間関係の醸成が待っています。

ここで互いに助け合う心を育て、その後にウェブ上で疑問を持つ人々に穏やかに応えることができるようになるでしょう。

ラウンジ付きマンション――それは私たちの人生の冒険なのです。

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2023年8月21日

執筆者: 川浦剛志