賃貸住宅Q&A

Q.実家から独立のため初めて都内で部屋探しをしています

2023年4月4日

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川浦剛志

1980年代生まれ|東京都心の元不動産屋  不動産業界に約7年ほど在籍していました。賃貸仲介がメイン。賃貸住宅探しのコツを元プロ目線で紹介していきます。部屋探しは物件選びと不動産会社選びがポイント。

実家から独立することは、新しい生活を始める大きな節目。しかし、初めての部屋探しはわからないことだらけで、どうすれば良いか迷ってしまうことも多いですよね。

この記事を読めば、初めての部屋探しでもバッチリ!

あなたが理想の物件を見つけるためのポイントや、審査や申し込みの際の注意点など、都内で賃貸物件を探す上で必要な情報が盛りだくさんです。

実家から独立!都内での賃貸物件探しのポイント

予算と立地のバランスを見極める

初めての一人暮らしで都内の賃貸物件を探す際には、予算と立地のバランスを見極めることが大切です。まずは、自分がどれくらいの家賃を払えるか、そして通勤・通学や買い物などの利便性を考慮した立地を検討しましょう。

予算に関しては、家賃だけでなく、共益費(管理費)や水道光熱費、インターネット料金などの生活費も考慮して、無理のない範囲で設定しましょう。また、初期費用や敷金・礼金も忘れずに計算に入れることが大切です。

一般的に月収の3分の1に収まるように家賃の予算を決めると良いです

立地に関しては、駅から近い物件ほど家賃が高くなる傾向があります。しかし、通勤・通学や買い物に便利な場所に住むことで、時間やストレスを節約できることも事実です。立地と家賃のバランスを見極めることが快適な一人暮らしに繋がります。

例えば、駅から徒歩10分以内の物件を優先する場合、家賃が少し高くなるかもしれませんが、毎日の移動が楽になります。逆に家賃を抑えたい場合は、駅から徒歩15分以上離れた物件やバス通勤が必要な物件を検討することも一つの方法です。

予算と立地のバランスを見極めることで、自分にとって最適な物件を見つけることができます。自分のライフスタイルや優先順位を考慮しながら、じっくりと物件探しを楽しんでください。

賃貸物件情報の入手方法

部屋探しの際には、情報収集が重要です。物件情報を入手する方法はいくつかありますので、自分に合った方法で探してみましょう。

(1) インターネットで検索

インターネットは、賃貸物件情報を手軽に検索できる最も一般的な方法です。多くの不動産サイトやアプリが存在し、エリアや家賃、間取りなどの条件で絞り込んで物件を探すことができます。また、写真や動画、口コミなどの情報も豊富に揃っているため、事前に物件の雰囲気をつかむことができます。

(2) 不動産会社に相談

不動産会社に直接相談することで、プロのアドバイスや独自の情報を得られます。自分の希望や予算を伝えることで、その条件に合った物件を紹介してもらえます。また、不動産会社は地域に詳しいため、周辺の環境や利便性などについてもアドバイスを受けることができます。

(3) 知人や友人からの紹介

実家から独立して都内で一人暮らしをしている知人や友人がいれば、彼らから物件情報や不動産会社の紹介を受けることも一つの方法です。実際にそのエリアで暮らしている人の意見や経験談は、情報収集に役立ちます。

これらの方法を組み合わせて、賃貸物件情報を集めましょう。情報収集をしっかり行うことで、自分にとって最適な物件を見つけることができます。最初は迷うことも多いですが、じっくりと物件探しを楽しみながら、自分の理想の一人暮らしを実現しましょう。

必要な条件をリストアップ

自分にとって必要な条件をリストアップしてみましょう。以下に、物件探しで考慮すべきポイントをいくつか挙げます。

予算

家賃や初期費用(敷金・礼金)、光熱費、インターネット代などの生活費を考慮して、自分が毎月支払える範囲の予算を決めましょう。予算を決めることで、物件探しの範囲が絞り込まれ、効率的に探すことができます。

立地

通勤・通学や買い物など、日常生活を快適に送るための立地条件を考えましょう。最寄り駅からの距離や徒歩圏内にある施設(スーパー、コンビニ、病院など)も重要です。

間取り

自分の生活スタイルに合った間取りを選ぶことが大切です。例えば、自炊をする予定がある場合は、キッチンの広さや設備をチェックしましょう。また、収納スペースも十分にあるか確認してください。

建物の状態

築年数や建物の構造、外観や内装の状態も物件選びのポイントです。新築や築浅の物件は設備が新しく、快適な生活が送れることが多いですが、家賃が高めになることもあります。自分の優先順位を考慮して選びましょう。

安全性

防犯対策や防災設備も確認しましょう。オートロックや防犯カメラが設置されている物件や、地震に強い構造の建物を選ぶことで、安心して暮らすことができます。

これらの条件をリストアップしておくことで、物件探しの際に自分にとって大切なポイントを見逃さず、効率的に理想の物件を見つけることができます。条件に合った物件が見つかったら、内見をして現地の雰囲気や設備を確認しましょう。

複数の不動産会社で同じ物件を見つけたら?

仮押さえの方法と注意点

複数の不動産会社で気に入った物件を見つけた場合、仮押さえをしておくことができます。仮押さえは、物件を一時的に予約することで、他の人に契約されるのを防ぐ方法です。ただし、仮押さえをする際には以下の注意点があります。

  • 仮とはあるものの、実際には入居申し込みであるため、気軽に考えるとオーナーにも不動産会社にも迷惑。
  • あまり多くの物件を仮押さえしすぎないこと。通常は3件までが目安。
  • 迷っている場合は、2件に絞って仮押さえするのが比較しやすくおすすめ。

同じ物件で複数申し込みの影響

サービスの違いなどの理由で、同じ物件を複数の不動産会社から申し込むことは、通常は問題ありません。ただし、以下の点に注意してください。

  • 同じ物件でも部屋の場所が異なる場合があるので、それぞれの部屋の条件を確認しましょう。
  • 最終的にどちらの不動産会社で契約するか決めたら、もう一方の不動産会社には速やかに連絡してキャンセルを伝えましょう。

不動産会社間の情報共有について

不動産会社は、お客さんの情報を勝手に共有することはありません(してはいけません)。ですので、複数の不動産会社で同じ物件を検討していたとしても、バレる心配はありません。ただし、不動産会社によっては、キャンセルの理由を聞かれたりするため、トラブルにならないように言動には注意することが重要です。

キャンペーンや割引がある不動産会社を利用するメリット

キャッシュバックキャンペーンを活用しよう

不動産会社では、キャンペーンを実施していることがあります。例えば、キャッシュバックキャンペーンは、契約後に一定額が返金されるもので、初期費用の負担を軽減することができます。キャンペーンを利用することで、総費用が抑えられるため、積極的に活用しましょう。

仲介手数料無料の交渉方法

仲介手数料は、物件の契約にかかる費用の一部ですが、一部の不動産会社では仲介手数料が無料になることがあります。仲介手数料無料の物件を見つけるためには、以下の方法がおすすめです。

  • インターネットで仲介手数料無料の物件を検索する
  • 不動産会社に直接相談し、仲介手数料無料の物件があるか聞く

家賃交渉のポイント

家賃交渉を成功させるためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • 引越しシーズン(3月や4月)以外の時期に交渉すると、成功しやすいです。
  • 物件の空室状況や周辺の相場を調べておくことが重要です。空室が多い場合や相場より高い場合は、交渉の余地があります。
  • 交渉する際は、礼金や更新料などの初期費用や維持費にも注目し、総費用を抑えることを目指しましょう。

キャンペーンや割引がある不動産会社を利用することで、初期費用や家賃を節約できる可能性があります。上記のポイントを参考に、自分に合った物件を見つけましょう。

物件申し込み時の審査について知っておくべきこと

審査の流れと期間

賃貸物件の申し込み時には、大家さんや不動産会社が入居者の信頼性を確認するための審査が行われます。審査の流れは以下の通りです。

  1. 申し込み書類の提出
    1. 審査の実施(収入や在職証明、身元保証人などが確認されます)
  2. 審査結果の連絡

審査期間は物件や不動産会社によって異なりますが、通常は数日から1週間程度です。

複数物件の申し込みが審査に与える影響

複数の物件に同時に申し込む場合、各不動産会社で個別に審査が行われます。複数物件の申し込みが審査に悪影響を及ぼすことはありませんが、最終的に1つの物件を選ぶ際には、他の物件への申し込みをキャンセルする必要があります。

審査結果の確認方法

審査結果は、不動産会社から連絡があることが一般的です。審査が通れば契約手続きに進みますが、もし審査に落ちてしまった場合には、別の物件を検討するか、身元保証人(保証会社)を変更するなどの対応が必要になります。同一条件で全く同じ部屋で再審査をすることはできないので注意しましょう。

物件申し込み時の審査について理解しておくことで、スムーズに部屋探しを進めることができます。上記のポイントを参考に、審査に備えましょう。

独立初心者が失敗しない賃貸物件選びのコツ

入居前のチェックポイント

独立初心者が賃貸物件選びで失敗しないためには、入居前に以下のチェックポイントを確認しておくことが重要です。

  1. 周辺環境(駅からの距離、買い物施設、病院など)
  2. 部屋の広さや間取り
  3. 日当たりや通風状況
  4. 防音性やセキュリティ面
  5. 管理費や敷金・礼金の負担

これらを慎重にチェックし、自分のライフスタイルに合った物件を選びましょう。

迷ったときの判断基準

物件選びで迷ったときは、以下の判断基準を参考にしてみてください。

  1. 予算内で最も条件が良い物件を選ぶ
  2. 長期的に住むことを考えた場合、どの物件が最も快適か
  3. 通勤・通学や生活利便性を重視するか、静かな環境を重視するか

自分にとって最も大切なポイントを明確にすることで、迷いが解消されることがあります。

スムーズな引っ越しのための準備

引っ越しをスムーズに行うためには、以下の準備が必要です。

  1. 引っ越し業者の手配(見積もりを取り比較検討)
  2. 新居の住所変更手続き(郵便局、銀行、免許証など)
  3. 不要な荷物の整理・処分
  4. 新居で必要な家具や家電の手配

計画的に準備を進めることで、新生活をスムーズにスタートできます。

独立初心者が失敗しない賃貸物件選びのコツを押さえて、安心して新生活を迎えましょう。

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川浦剛志

1980年代生まれ|東京都心の元不動産屋  不動産業界に約7年ほど在籍していました。賃貸仲介がメイン。賃貸住宅探しのコツを元プロ目線で紹介していきます。部屋探しは物件選びと不動産会社選びがポイント。

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