気に入った立地条件に、家賃もお手頃で気に入っているけど、内装がいまいち自分の好みと違う...
部屋を使いやすくしたいところがあるなど、賃貸物件でリノベーションしたいと考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
「賃貸物件でリノベーションできる?」そう思う人もいると思います。
実は、リノベーション可能な賃貸物件はあります
どのような物件がリノベーションできるのか、どうやってリノベーション物件を探せばいいのか、詳しく紹介するので参考にしてください。
リノベーション可能な物件とは
不動産屋さんや物件情報を調べると、「リノベーション可能」といった表示があります。リノベーション可能であること分かりますが、どうしてリノベーションが可能なのか気になりませんか。また、どの様にリノベーションできるのか詳しく見ていきましょう。
貸主次第でリノベーション可能
リノベーション可能な賃貸物件とは、ズバリ、大家さんがリノベーションを許可している物件です。賃貸物件として貸し出す際に、リノベーション可能としているものもあれば、不動産屋さんで物件を探しているときに、リノベーションが可能かを相談できます。
一般的な賃貸物件として扱われていても、貸主次第ではリノベーションが可能である場合もあるのです。リノベーション可物件でなく、一般的な物件でリノベーションが可能なものは、貸主が、早く入居者を募集している、入居前のハウスクリーニングをしなくても良いという条件があります。
したがって、不動産屋でリノベーション可物件が広告に出ていなくても、相談するとリノベーション可物件が出てくることもあるのです。
リノベーションできる範囲が決まっていることもある
リノベーション可能な物件は、それぞれリノベーション可能な範囲があります。リノベーションしたい場所によっては、大掛かりな工事が必要となる箇所であったり、原状回復できる範囲であったりと様々です。特に自分がリノベーションしたい場所があるときは、契約前にしっかりと確認しましょう。
既に リノベーションされた物件は、付加価値が加わり魅力となっています。貸主もリノベーションによって物件の価値が上がり、今後の入居者の募集時にとても有利です。大方のイメージを持ってから、不動産屋に相談すると話もスムーズに進むかもしれません。
リノベーション可能な物件の探し方のコツ
賃貸でリノベーション可能な物件を探すときには、聞きなれないかもしれませんが、「カスタマイズ物件」「DIY物件」とも呼ばれる物件で検索すると見つかることが多いです。「DIY可能物件」として不動産屋の特集として広告に掲載されていることもあります。また、広告に掲載されていなくても探す方法があるので紹介します。
貸主にリノベーション可能か相談する
賃貸のリノベーションが可能かどうかは、貸主によるところが大きいです。ただ、リノベーションするといっても、規模によっては大掛かりな工事となります。物件の価値もがらりと変わるので、貸主にリノベーションが可能なのか、そしてどこまでしていいのかを相談する必要があります。
「貸主負担DIY型」は、リノベーション工事に生じた費用を貸主と借主で折半することができます。この形の契約をすることで、借主は費用を抑えながらリノベーションができるといったメリットがあります。
また、「借主負担DIY型」もあり、借主がリノベーション工事の費用を持つ契約もあります。貸主は入居前の修繕の必要がない代わりに、借主が割と自由にリノベーションでき、しかも現状回復しなくてもよく、最近ではこのスタイルが増えています。
水回りをリノベーションできるのか相談する
築年数が経った物件では、水回りをリノベーションしたい人も多いでしょう。水回りは日常生活で特に関わることが多いので、トラブルをできるだけ回避したいものです。そこで水回りをリノベーションできるのかを、貸主に相談してみるのもひとつの方法です。
ただし水回りのリノベーションは、場合によっては工事が必要な場合もあります。水回りの工事を経験したことがある人は想像がつくかもしれませんが、水回りの工事費用は高額になりやすいです。キッチン・お風呂・トイレ・洗面所の4か所をすべてリノベーションするとなると、費用は100万円~300万円にもなります。
リノベーションするときに気を付けること
自分の好みに合わせて、また暮らしやすくリノベーションしたくても、退去時に困らないように配慮することが大事です。そうはいっても、あまり窮屈に考える必要はありません。いくつかのポイントを押さえることで、快適なリノベーションライフを送ることができます。
退去時の原状回復にすることを考える
退去時に原状回復をしなければいけない物件では、リノベーションする前にあったものをきちんと保管する必要があります。勝手に捨てたり、紛失しないようにしましょう。
また、原状回復して退去しやすくするためにも、リノベーションを行うときは、大掛かりな工事をしなくてもいいようにする必要があります。物件を見て、立地や家賃が自分の求める条件と一致しても、大掛かりなリノベーションが必要であったり、自由にリノベーションできない場合は、一旦保留にしておくことをおすすめします。
傷がつかない方法も考慮する
原状回復をするなら、できるだけ壁に穴をあけない方法や、ものを換えない方法もあります。
突っ張り棒や剥がしても跡が残らないシールがホームセンターで売られています。こういったものを上手に利用して、プチリフォームのような形でのリノベーション方法もあるので、気に入った物件で、あまりリノベーションをしなくても満足できるのであれば、このような形もアリかもしれません。
※水回り工事費用 参照URL
水回り工事費用 参照URL